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内容は10余年務めているショッピングセンター運営会社での雑感と川崎フロンターレ、学生時代の思い出、子育て、などなんかもういろいろです。

フロンターレに熱中するまでの話

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いやはや、追えてない試合ほど勝てるとは不思議ですね。

試合中フロ桶被って情報シャットアウトした方が良さそうな疫病神の私です。

 

城塞アルウィンでの山雅さんとの試合、簡単ではないと思ってはいましたが

知念さんのチバリヨーゴールが炸裂したときはさぞかし盛り上がっただろうなあ。

 

 

他方私は友人の結婚式に参列しており披露宴でトイレに立つたびに

スポーツナビを手動更新連打で画面カクカクさせながら戦況を見守っておりました。

 

大事な友人の結婚式の最中でさえ気になるフロンターレ

そもそも私はどうしてフロンターレ沼いやフロンターレ風呂に溺れてしまったのか。

 

 

時は2003年。

 

高校生だった私はなぜか将来スポーツビジネスをやるんだと意気込んでおり、

まずは現場をライブで感じなければとJリーグクラブのHPを回遊しておりました。

 

その中で当時J2だったフロンターレがボランティアを募集していて

近く説明会があるということでこれ幸いとばかりにさっそく申し込んだのが第一歩。

 

横浜に住んでいた僕はその時点で

・中学生の時に友達といったV川崎(キムヒョンソク時代)の試合@等々力

・中学の友達に誘われて行った法政二高の学校説明会

くらいしか武蔵小杉に行った経験が無く、

特に二高には校舎の窓ガラスがなぜか割れているタイミングで行ってしまい

なんて南武線は粗野(すみません)な路線なんだとビビり倒したのを覚えております。

 

後日さっそく試合日のボランティアに入ることになりその頃は

・グッズ売店での手伝い

・ハーフタイム&試合後のゴミ回収

・ハーフタイムイベントのちびっ子たちのアテンド

・試合終了後のあんたが大賞の看板を持つ役

など様々なセクションを一日のうちで回るスタイルでした。

 

その頃、1試合あたり交通費一律1,000円とお弁当が出ていて

歴の長いボランティアさんに「麻生いったことある?」なんて聞かれながら

ウブな私はお弁当を食べていたような覚えがあります。

 

(ちなみに麻生は数年前に一度行ったことがあるだけでその時の記憶は

 ショーゴショーゴの愛車めっちゃかっこいい、ということだけです)

 

あんたが大賞の看板は当時のアウグスト選手に手渡すというシーンがあり

これが本物のサッカー選手なんだなあと嬉しく思いましたね。

 

また、数回参加したボランティアでは天野さんが何度か声を掛けてくれ

「もう慣れた?いつもありがとう」と言ってくれたのをよくよく覚えています。

そういえばチームから年賀状も来ていたような気がするな…細かいとこまですごい。

 

 

それから時が経ち大学時代はあまりサッカー自体を見なくなっていた私なので

相馬さん時代の連敗だったりがあまりピンとこないエセサポ野郎でありまして。

 

ただそれでもフロンターレやJ2であれば横浜FCなどポツポツと試合は見ており、

やっぱりサッカー、もといJリーグはおもしろいよねえと思っていた次第です。

 

(2006年のW杯はセルビアマテヤ・ケジュマンに入れ込んでいたものの

 なぜか彼が退場処分になるなどツイていない大会だった)

 

そして大学卒業後は土日休みでない会社に就職して憂き目にあっていたものの、

なんとか土日に休みが取れるようになったここ5,6年で

ようやく熱心にフロンターレを見ることが出来るようになったわけであります。

 

ちなみに私はJリーグ開幕当時は令和ゴールも期待されるキングカズ様のファンで

ヴェルディになびいていたため、地元横浜のチームは馴染みはあるものの

熱心に応援したことがなかった、というところです。

 

 

私自身はサッカー経験もなく技術的な部分は本当に何もわかりません。

なので戦術ブログを書かれている方の分析など見るとすごすぎて毎度ため息です。

 

スタンスとしてはあんなにサッカーが上手な選手たちががんばっているのだから

私は文句を言える筋合いでない、と戦況を見守る「悟りスタイル」です。

  

2017年と2018年の優勝は嬉しく、また今年のスタートもハラハラしながらも

どこかまあそんなもんさと見れている自分がいます。

 

強いてチームについてのこだわりを言うなら

・4-5-1でやってほしい

・つないでダメなら後半でダミアン入れて全てをなぎ倒してほしい

ショーゴがイケメンなので全面的に応援したい

といったところでしょうか。

 

 

さて次は4/5(金)のセレッソさん戦ということで

チームの連勝に期待しながらお花見シートの売れ行きに注目したいと思います。

【ショッピングセンターあるある】新店オープン時にスーツのおっさんが店の前をふさいでお客様入れないがち

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僕はショッピングセンターで一番の販促は「新店のオープン」だと思っています。

ここが最も集客出来る、かつ集客しなくてはいけないタイミングです。

 

注目の人気店がオープンすればそれだけで話題になるでしょうし、

この施設でこれが買える、とお客様に認識していただけることは大事なことです。

 

だから日本初!県内初!地域初!の出店をどの施設も取りに行こうとしますし

他施設との差別化を行うためにも新店というのは貴重な存在です。

 

また、周りの既存のテナントにとっても新たな起爆剤として機能しますし

皆が新店に期待するんですよね。

 

(もちろん、なんじゃこの店絶対売れねえだろと感じるお店もなくはないのですが)

 

 

待ちに待ったオープン当日、店舗前には祝い花が所狭しと並べられ

テナントスタッフも気合の入った朝礼をしてオープン時間を待ちます。

 

施設の開店の音楽とメッセージが流れいよいよお客様がフロアに入ってきた、

というタイミングで十中八九そうなるのですが…

 

店舗前にスーツ姿のおっさんが何人も立っていて大変邪魔(アウトレイジかな?)

 

これは施設側もテナント側も見直すべきだと思うのですが

偉い人がいたとしても開店の挨拶や初日チェックは離れたところでやるべき。

 

どんなに良いお店でも暗いスーツの人がたくさんいたらお客様来ませんし見ません。

こと開店直後のフロアは大抵まだ空いているので悪目立ちします。絶対。

 

いやもちろん初日から行列が出来るようなお店なら構わないのですが

そうでないお店はとにかくお客様が入りやすい空気を作らなくてはいけないのです。

 

 

一番テンション上がる時だからこそ、一歩離れて冷静にいきましょう。

 

私たちはオープン以降いい時も悪い時も店舗を見なくてはいけません。

一番華やかなシーンはお客様に見てもらうことを第一に考えるのが良いと思います。

ショッピングセンターにとってのSNS

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僕が入社したころはTwitterをやるかどうかで稟申してたくらいなんで

今みたいにイメージがドンと出ちゃうInstaの運用は難しいんだろうなと感じます。

 

運営側でSNSを更新するときですが、

割とタダなんだから何でもお知らせする形になっていたと思います。

 

・施設全体の施策告知

・イベントの告知

・新テナントの告知

・個々のテナントのお知らせ などなど

 

どんなアカウントでもそうだと思うのですがおもしろさの前提には

一本筋を通すというか、キャラクター設定をブレさせないこだわりが必要ですよね。

 

そういう意味で雑多な情報を取扱う場合は

「いつものあの人」というフィルターがないと厳しい感じがするんですよね。

 

あの人が言っているなら聞いてみるか、という意識にさせるのは

一般人である私共には大変高いハードルですが、地道に積み上げる他無いと思います。

 

企業アカウントは「中の人」がプライベートの雰囲気で更新する場合も多いですが

なかなかそのパーソナリティーを押し出すことが難しい場合もあると思います。

 

僕がやり始めた当初は東急ハンズさんやキングジムさんなんかが有名でした。

 

でもそこまでのキャラクター設定はなかなか出来なかった。

一つのメーカー、一つのショップのような個性やイメージが

ショッピングセンター運営会社という会社にはそもそも希薄だからだと思います。

 

幸運にも私の会社にはマスコットキャラクターがいたので軸にしたかったのですが

結局デザイナーさん達との中で「(キャラクターに)個性をつけるのをやめよう」となり

「誰が発信しているのかよくわからない、顔の見えないアカウント」を

運営せざるを得なかったのです。

 

これは本当につまらなかった。

 

 

基本的には企業アカウントは誰も見てないものだと僕は思っています。

また、それが売り上げにつながるとは微塵も思っていません。

 

そもそもTwitterやInstaは折込チラシとは性質が違います。

情報を共有するツールですから、一方的な投げかけは無意味だと思います。

 

ただ、イメージを作り上げるには使ってもよいツールだと思っています。

こんな商品を売っている、こんな雰囲気がある、こんなにたくさんある、

こんな人が働いている、こんな企業精神で運営している、とかね。

 

共有したり、共感したり、感情を動かすものじゃないと目に留まりません。

 

なので今日も会社の看板のわりに少ないフォロワー数のアカウントを見ては

まあそうだろうなと、担当する子は大変だな、と感じてしまうわけです。